簡単なCMS比較

CMS機能項目についてはその昔「つくってやる!」といきまいて、結局拘りがどこまでも果てしなく続き完了しなかったわけなのですが・・・


個人的にはRealStoryが出しているレポートの項目レベルがいいんじゃないかなぁと思ったりしてもいます。


ただ、まあ、さらに絞っちゃって、あとはその表を元に大まかなフィット&ギャップをしてその後に、詳細をやるっていうカタチが最近多いです。

ということで、その一例を。

下記はあくまでも日本におけるCMS利用という意味での比較です。

まあ、すごく大まかな分け方なんですが、簡単に説明します。


所謂CMSな機能性

所謂(いわゆる)、コンテンツ構造とか、いろいろなコンテンツタイプ作れるとか、リビジョンとか、ワークフローとかのことです。
その昔は「エンプラCMSはここが充実してる!」といわれていた機能性で、CMS案件のRFPとか一般的なCMS比較表はここに多くの項目が並んだりします。


報告系機能性

まあ、ブログ的な機能ですね。

今でも案件として、「お知らせだけCMSにしてほしい!」とかいうのがあるわけなんですが、そんな機能です。

でも、一番CMSとして使われている部分でもあるかもしれません。


マーケティング系機能性

ここが最近のCMSの、というかオウンドメディアなウェブサイトの目玉でしょう。

機能の判断としては、


+ 自社で一通り持っている

+ または、様々なマーケティング系ツールがそのCMSとインテグレーションを行っている

+ または、CMSが様々なマーケティングツールとインテグレーションを行っている(プラグインとか)


ってところです。

WordPressとDrupalは連携進んでるので◎なわけです。


開発性

ここでいう開発性は、スマートな開発ができそうなCMSという意味ではありません!

それよりも、日本において、いろいろな人が開発できる可能性を持つという点を考えています。

例えば、


+ 多くの開発者がいる

+ しっかりとしたトレーニングコースがある(日本語)

+ 書籍/ドキュメントが多い(日本語)

+ いろいろな開発ツールが対応している


といったところでしょうか。


PHPなCMSは比較的アドバンテージ高いところかもしれませんが、あまりに独自なフレームワークで作られていたりするとその学習コストが高いため、FとかはPHPのCMSながら△にしています。


サポート

CMS案件をやる場合、どれだけサポートがあるか、はかなり重要です。

サポートは商用であればまずまずついてきていますが、それでも、


サポート要員は納品しているライセンスに比して潤沢か? 

+ パートナー単位にサポート担当がつくか? 

+ CMS自体の開発要員は足りているか?


といったことで差が生まれてきます。
「サポート窓口あります!」というだけでは埋められないクオリティもあるわけです。


また、オープンソースについては、やはりコミュニティがサポートと同等、またはそれ以上の価値を生み出すこともあります。

WordPressはその点を評価して○としています。




以上からわかるように、条件によっては、WordPressがとてもいい選択肢になると考えています。


当然、「所謂CMSな機能性」を重要視するケースでは微妙といえるでしょうけれども。。


でも、ビジネス考えると「所謂CMSな機能性」以外が重要ってことも多そうですよね。



0コメント

  • 1000 / 1000